看護プロは、関東・東海エリアへの転職を考えている看護師には十分選択肢に入るサービスです。 ただし、それ以外のエリアに住んでいる場合は、正直なところ別のサービスを使った方がいいでしょう。
私は医療法人で採用担当として勤務しながら、以前は看護師転職サイトのコーディネーターとして働いていた経験があります。
看護プロには、私が転職サイトのコーディネーターをしていた時の上司が看護プロの役職者として転職しており、他のサービスより内情を知っている立場にあります。

その経験をもとに、知っている範囲でできるだけ正直にレビューします。
看護プロとはどんな転職サービス?
看護プロは株式会社ローザスが運営する、看護師・准看護師に特化した人材紹介サービスです。2009年創業で、東京都中央区銀座に本社があります。
対応エリアは主に関東(東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・栃木・群馬)と東海(愛知・静岡)です。このエリアの常勤求人に強く、公開求人数は6,000件以上あります。
ウェブから求人を検索して自分で応募するタイプではなく、専任のコンサルタントが担当についてマンツーマンでサポートする「エージェント型」のサービスです。
看護プロは「誠実」な看護師転職サイト

他の転職サイトとの決定的な違いはここ。
他社は本人同意なしにキャリアシートを病院へ送る。

看護師転職サービスの業界には、求職者があまり知らない慣行があります。
多くの紹介会社は、看護師が「この病院に応募したい」と伝える前に、病院側にキャリアシート(個人情報を伏せた職歴シート)を先に送ります。

「この看護師が応募した場合、面接を希望しますか?」という面接の可否打診を先にしてしまうのです。
採用担当の立場から言うと、これは病院側の採用効率を優先した動きで、求職者の意向は二の次になっています。
看護プロは本人へ確認後に送付
看護プロは順序が逆です。まずコンサルタントが看護師本人に「この病院、求人が出ているけど希望しますか?」と確認してから、はじめて病院側にキャリアシートを送ります。
小さなことに見えますが、本質的な違いです。求職者の意思が最初から尊重されているので、「なんでこの病院に話が行っているの?」というような混乱が起きません。
離職率が低い
実際に私の病院でも看護プロからの紹介があります。レバウェル看護やナース専科などと比べると紹介件数は多くありません。
ただ、看護プロから紹介された看護師は、入職後にしっかり納得した上で来ているため、離職率が低い印象があります。

紹介件数より入職後の定着を重視している姿勢が、数字に出ていると思います。
看護プロの良い口コミ・評判

実際に利用した看護師からは、次のような声が出ています。
職場の内部情報が具体的だった 「残業が実際どのくらいか」「人間関係の雰囲気はどうか」など、求人票だけではわからない情報を教えてもらえたという声が多くあります。
看護プロは現役・元看護師から口コミを収集しており、「病院訪問記」というコンテンツも独自に用意しています。
面接に同行してもらえた コンサルタントが面接に同席して、聞きにくいことを代わりに確認してくれる対応は評価が高いです。職場に関する突っ込んだ質問をコンサルタントに任せられる点が特に助かるという声が出ていました。
利用者の友人推奨率が高い 看護プロが独自に実施したアンケートでは、利用した看護師の97.6%が「友人に紹介したい」と回答しています。
自社調査なので割り引いて見る必要はありますが、「使って後悔した」という声が少ないのは確かです。

コロナ禍を境に転職サイトは同行しないのがメインとなっていますが、看護プロは未だに面接の同行をします。
看護プロの悪い口コミ・評判
登録後の電話が多い 登録後に電話が多いという声は確実にあります。ただこれは看護プロに限らず、エージェント型の転職サービス全般に言えることです。
紹介型のビジネスは、まず求職者とつながらないと仕事になりません。気になる場合は、最初の電話で「希望の時期になったら連絡してほしい」と伝えると落ち着きます。
コンサルタントによって差がある 「相性が合わない担当だった」という声もあります。ただし、カスタマーセンターに連絡すれば担当変更に応じてもらえます。合わないと感じたら早めに変更を申し出るのが正解です。

求人数は多くない 大手と比べると公開求人数は少なめです。特に関東・東海以外のエリアは求人が薄くなります。
看護プロをおすすめできる人・できない人
おすすめできる人
- 関東または東海エリアで転職を考えている
- 入職後のミスマッチを避けたい
- 転職先の内部情報を詳しく知りたい
- 件数より精度の高い紹介を受けたい
おすすめしない人
- 関東・東海以外に住んでいる(求人が少ない)
- できるだけ多くの求人を比較したい
- LINEやメールでやり取りしたい(看護プロは電話が主な連絡手段です)
関東・東海以外のエリアや、もっと多くの求人から選びたい場合は、求人数が豊富なレバウェル看護との併用が現実的です。
退会方法

看護プロの退会は、次の方法で手続きできます。
- 担当コンサルタントに直接伝える(一番スムーズです)
- フリーダイヤル:0120-535-105(平日・土日祝 9:00〜20:00)
- 問い合わせフォーム:公式サイトから送信
- メール:info@rozas.co.jp
退会すると登録情報が消えるので、他のサービスに転用したい職歴情報は先にコピーしておくことをおすすめします。すぐに退会するつもりがなければ「サービス停止」という選択肢もあり、情報を残したまま連絡を止めてもらえます。
よくある質問
Q. 看護プロはしつこい営業がありますか?
登録直後の電話は多めです。ただし「希望の時期になったら連絡してほしい」と明確に伝えれば、それ以上のプッシュはほとんどなくなります。
Q. 看護プロと他のサービスを並行して使えますか?
使えます。看護プロのFAQにも複数登録を利用している人がいると明記されています。ただし、同じ求人に別のサービスから重複応募しないよう注意が必要です。
Q. 正看護師以外でも使えますか?
准看護師・保健師・助産師も対応しています。看護助手の場合は「コメディカルプロ」という別サービスが窓口になります。
まとめ
看護プロは規模は大きくないものの、誠実さという軸でサービスを設計している会社です。キャリアシートを本人同意前に送らないという姿勢は、業界の慣習の中では珍しいです。
採用担当として実際に看護プロ経由で入職した看護師を見てきた実感としても、「しっかり納得した上で来ている」という印象とも一致しています。
ただし、エリアが関東・東海に絞られる点と、件数が多くない点は事実として受け止めた上で利用を判断してください。


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