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看護師1・2年目の転職。人事が即戦力以外に求める「3つのポイント」

転職ノウハウ

「最低でも3年は石にかじりついても続けるべき」

「1年で辞めるなんて、どこに行っても通用しない」

そんな言葉が呪いのように頭を巡り、毎朝、重い足取りで仕事にへ向かっている若手看護師さんも多いと思います。

カンタ
カンタ

今日は新卒1年目2年目で転職を考えている若手看護師さんへ。採用担当目線で転職のポイントをお伝えします!

1・2年目での転職は、キャリアの終わり?

1年目、2年目で現在の職場を辞めようか迷っている看護師さんって、実はたくさんいます。 学生から社会人になり、看護師という過酷な職業になりたてのこの時期は、「そもそも看護師を続けるべきか」と自分の人生について深く考える時期でもあります。

周りの同期が新卒の病院で3年、5年と勤めている姿を見て、自分を責めてしまう人も多いでしょう。ですが、そんなに思い詰める必要はありません。

カンタ
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病院はいくらでもあります。

無理をして心を壊してしまうよりも、早めに切り替えて自分に合う場所を探すのは、決して「逃げ」ではなく「賢い選択」です。今回は、人事が1・2年目のあなたに何を求めているのか、その戦略を公開します。

早期離職は「終わり」ではない。

カンタ
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「1年で辞めるなんて、自分は看護師に向いてないのかも……」と悩んでいるあなたに、まず綺麗事抜きに「今の市場のリアル」をお話しします。

「3年一区切り」の考え方は今も根強い

確かに、医療業界には「石の上にも三年」という古い価値観が今も残っています。履歴書を見た瞬間、「あ、まだ1年か……」と眉をひそめる看護部長や人事がいるのは事実です。

カンタ
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「せめて3年いないと看護の基礎すら身についていないのでは?」という目で見る面接官は一定数います。でも、諦めるのは早いですよ。

2026年、時代は「若手の確保」へ

2026年6月の改定により、病院経営のルールが大きく変わりました。「ベースアップ評価料」の算定により、看護師の給料は確実に上がっています。しかし、これは病院側からすれば「一人あたりのコスト(人件費)が上がった」というシビアな現実でもあります。

給料を上げてまで採用しているのに、数ヶ月で辞められたら病院は大赤字です。だからこそ今、多くの病院は「高い給料を払って即戦力を外から買い続ける」よりも、若手を自前で丁寧に育てて、長く貢献してもらう」という戦略にシフトしています。

つまり、今のトレンドは「辞めさせないための教育・フォロー体制」への大投資です。経験が浅いことは、もはやデメリットではなく、病院が「うちの将来を担う人材として大切に育てたい」と思うための、絶好の条件になっているのです。

カンタ
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「辞める決意が固まったら、次は『どう去るか』です。1・2年目だからこそ、後のキャリアに響かないよう、波風を立てない【円満退職の作法】を今のうちに確認しておきましょう。」

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なぜ人事は、経験不足の1・2年目を「採用」するのか?

技術も経験もないあなたを、なぜ病院はわざわざ採用しようとするのでしょうか。そこには人事ならではの「将来への投資」としての合理的な理由があります。

「他院の色」に染まっていない強み: 経験10年のベテランは頼りになりますが、時に「前の病院ではこうだった」というこだわりが、新しい環境での適応を妨げることがあります。

カンタ
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白紙の状態のあなたは、病院のルールを素直に吸収してくれるため、実は教育がしやすいという病院側からの大きな利点があるんです。

教育コストは「先行投資」: 30年働いてくれるなら、最初の1年の教育コストは安いもの。人事は、あなたの「今できること」ではなく、「5年後にうちの主軸になっている姿」に期待して内定を出しています。

カンタ
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1・2年目の看護師さんは、スキルではなく「将来性」を期待して採用しています!

人事が見る、技術以外の「3つの合格ポイント」

1・2年目の転職において、採血ができるか、ルート確保が完璧かなんてことは二の次です。採用側が面接で見ているのは、以下の3点です。

ポイント①:「できないこと」を言語化できる誠実さ

1年目の看護師が「何でもできます!」と言ったら、人事は「この子、危ないな」と判断します。医療現場で最も怖いのは、分からないことを、分からないと言えずに実施してしまうことです。

カンタ
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1・2年目で転職活動しているのに、妙に自信満々な人がたまにいます。本人はアピールのつもりかもしれませんが、採用側からすると「危うさ」しか感じません。

「〇〇の経験はありますが、△△はまだ未熟です。丁寧にご指導いただければ、早く習得したいと考えています」

このように、自分の現在地を正確に伝え、謙虚に教えを請う姿勢。これこそが、患者さんの安全を守れる「誠実な看護師」としての評価に繋がります。

ポイント②:現場が助かる「報連相の速さ」と「可愛げ」

どんなに技術があっても、一人で抱え込む若手は現場を混乱させます。人事は面接中の受け答えから、「結論から話せているか」「詰まった時に素直に助けを求められるか」を見ています。

若手に求められる最大の任務は、難しい処置ではなく「異常をいち早く先輩に伝えること」。それを理解し、素直に周りを頼れる「可愛げ」があるかどうかが、現場での生存率を左右します。

カンタ
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若いこと・知識が少ないこと・技術が未熟なこと。これらは恥ずかしいことではありません。「教えて貰えればがんばります!」と言える素直さは大事

ポイント③:「なぜ辞めたか」を自分の糧にできているか

環境のせいだけで終わらせず、自分の選択ミスとして潔く受け止めているか。「前の職場は1年で辞めてしまったが、次の職場では長く腰を据えて働きたい」という覚悟。

これを口先だけでなく、「なぜ次の病院なら長く続けられると言い切れるのか」という根拠(教育体制への期待、診療科への興味など)を論理的に語れるかどうかが、人事を安心させる決め手になります。

カンタ
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「人事に『何ができるか・できないか』を正しく伝えるには、まず自分自身の棚卸しが不可欠。【Can・Will・Mustのフレームワーク】を使って、自分の武器を整理してみてください。」

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【要注意】「向いてない」はNG、「忙しすぎる」はアリな理由

カンタ
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面接で必ず聞かれる退職理由。ここで1・2年目の看護師が最もやってはいけない失敗があります。

「向いていない」という言葉の危うさ

「今の職場の業務が自分に向いていないと感じた」という理由は、一見正直に見えますが、人事への印象は最悪です。

面接官は「たった1年、大した年数もやっていないのに、看護の何が分かった気になってるんだ?」と、あなたの学習意欲や辛抱強さに大きな疑問符をつけてしまいます。

カンタ
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これを言われると、「うちに入っても、ちょっと嫌なことがあれば『向いてない』と言ってすぐ辞めそうだな……」と警戒してしまいます。

「忙しすぎて……」は、実はマイナスにならない

意外かもしれませんが、「正直、三次救急(大学病院)の忙しさについていけなかった」という理由は、転職先の病院によっては全くマイナスになりません。

「急性期のスピード感は学びになりましたが、自分のペースで患者様一人ひとりに向き合いたいと考え、回復期を希望しました」というストーリーなら、「自分の適性を正しく理解し、ミスマッチを防ごうとしている」とポジティブに捉えてもらえます。

カンタ
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面接に出る部長や師長も新人を経験しています。「そりゃあ、あそこは忙しいよね。きつかったよね」と、実はかなり理解があるんですよ。

もちろん、「新卒で精神科に配属となり、今後の看護人生を考えた場合に手技が身につかず不安になった」など現職と転職先の病院に合わせて理由は違ってくると思います。

転職を短期間で繰り返していると、計画性も辛抱強さもないと見られてしまいますが、新卒は何も現場を知らない状態で入職します。1回の短期離職は意外とそこまでマイナスには見られません。

1・2年目が直面する「紹介会社経由」と「直接応募」の壁とは?

カンタ
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ここが、転職サイトのエージェントが決して言わない「えげつないリアル」です。

新卒1年目、2年目で転職活動に看護師転職サイトを利用する人もいると思います。実は看護師転職サイトを利用するデメリットもあるのでよく考えて利用しましょう。

経験が少ない看護師だからといって、病院が人材紹介会社に支払う「紹介料」は安くなりません。 ベテランも新人も、年収の20%前後(80万〜100万)という高額な手数料は同じです。

カンタ
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病院側の視点に立ってみてください。

  • Aさん: 経験10年。即戦力。紹介料100万円。
  • Bさん: 経験1年。教育が必要。紹介料80万円。

病院の経営が苦しい場合、「教育が必要な若手に80万円も払っていられない」と判断し、紹介会社経由の若手は書類で落とされるケースが結構あります。

1・2年目での転職を考えて、既に希望している病院があるのであればHPから直接応募する「直接応募」を強くおすすめします。紹介料がかからない分、採用のハードルが劇的に下がるからです。

逆に、直接応募では「教育体制が整っている病院」「第二新卒を採用している病院」「急性期だけどそこまで忙しくない病院」などの情報は簡単には調べられません。

1・2年目の第二新卒看護師を紹介会社経由で採用している病院は「経営がしっかりしている」「紹介料を払っても元が取れる自信(教育体制)がある」などの証拠とも言えます。

カンタ
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ちなみに私の務めている病院は時々1年未満の第二新卒看護師も紹介会社経由で採用することがあります。自分の状況に合わせて直接応募か紹介会社を使うかは決めませしょう。

6. 「逃げ」を「攻め」に変える面接の言い換え術

退職理由は、伝え方一つで「不満(ネガティブ)」から「意欲(ポジティブ)」に180度変わります。

  • 【不満】 忙しすぎて、誰も何も教えてくれなかった。
  • 【翻訳】 「急性期のスピード感は学びになりましたが、より一つひとつの技術を根拠から丁寧に学び、基礎を固めたいという思いが強くなりました」

  • 【不満】 人間関係が悪くて、毎日怒られてばかりだった。
  • 【翻訳】 「多職種が円滑に連携し、スタッフ同士が意見を交わしながら患者様を支える環境に身を置き、自分もチームの一員として貢献したいと考えました」

人事が求めているのは「嘘」ではありません。「不満を、どう前向きなエネルギーに変えて行動しているか」という姿勢なのです。

カンタ
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「不満を意欲に変える『翻訳術』は、書類選考の時点から始まっています。【人事が思わず会いたくなる書類の書き方】【志望動機の作り方】もあわせてチェックしましょう。伝え方一つで書類通過率は全然違いますよ!

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7. まとめ:「最強の伸びしろ」を持っている

看護師1・2年目での転職は「挫折」ではなく、「経験の少ない自分を、最も輝ける場所へ移動させるための引越し」です。

スキルがないことを恥じる必要はありません。経験が浅いということは、これからどんな色にも染まれる「無限の可能性」があるということです。

カンタ
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面接で大切なのは、立派な経歴を見せることではありません。「私はまだ未熟ですが、この病院で一日も早く戦力になりたいです!」という真っすぐな意欲を見せることです。その熱意こそが、私たち人事を動かす最大の武器になります。

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